福島大が「浜通りキャンパス」新設へ 国際教育研究拠点と連携

 

 福島大は10日、大学院の一部機能を福島市から浜通りに移し「浜通りキャンパス」を新設する方針を明らかにした。政府が浜通りに整備を検討する国際教育研究拠点と連携するのが狙い。拠点に合わせた2024年度の開所を目指す。

 同大は拠点への参画に向けた構想をまとめ、浜通りキャンパスの開設方針を盛り込んだ。農業など1次産業を中心とした最先端の研究成果を浜通りに還元し、地域の復興と社会づくりに貢献することが柱だ。

 同様に拠点への参画意向を示す東北大などと合同で受け入れ施設を構えることも視野に入れる。福島大の大学院の一部機能は段階的な移転を想定し、人員規模については検討を続ける。

 構想では、人文社会科学分野を含め地域創生を担う部署を拠点内に置くよう提言。研究者が生活しながら研究を進められるまちづくりの必要性も挙げた。三浦浩喜学長が復興庁で田中和徳復興相と菅家一郎復興副大臣(衆院福島4区)に報告し、実現へ財政支援を求めた。