県内初の院内感染か 同室入院患者ら感染、会津若松で新型コロナ

 
県内の感染確認数(11日現在)

 県などは11日、福島医大会津医療センター(会津若松市)に入院していた南会津町の50代男性と喜多方市の70代男性、同市在住で同センターに勤務する30代女性の計3人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。

 男性2人は同室で、女性は病室で2人と接触があった。県内で初めての院内感染の可能性があり、県が感染経路を調べている。

 会津医療センターは感染症指定医療機関で、新型コロナの感染者が入院し、治療を受けている。

 県は別の入院患者から感染した可能性について「対策を万全にしており、考えにくい」と説明。2人と同室だった他の入院患者全員を検査し、陰性を確認しており、接触があった職員などの検査を順次進める。2人は外部との面会はなかった。

 70代男性は9月3日から、50代男性は8月27日~9月6日に新型コロナとは別の病気で入院。50代男性は退院翌日の7日に熱が出て10日に搬送された。抗原検査で陽性となり11日に改めてPCR検査を受けた。

 70代男性は発熱に加え、呼吸悪化で6日から酸素吸入の治療を受けており、11日に抗原検査で陽性が判明した。2人とも中等症。30代女性は2人と接触があったことから11日に検査を受けた。軽症で入院中。

 県内では4月、福島市の病院で入院患者1人の陽性が確認されたが、県は「院内で他の感染者がいなかったため、院内感染とは捉えていない」としている。

◆週明け以降通常外来

 会津医療センターは週明け以降、通常通り外来の診察を行う予定。

 ホームページ上で3人の感染確認を報告し「今後も引き続き会津保健所の指導の下、感染対策を強化していく」としている。