「宿泊客向け飲食配達」新メニュー考案へ 東山温泉で福島大ゼミ

 
小玉マネジャー(右)の助言を受ける学生ら

 会津若松市東山温泉の宿泊者にテークアウト商品をタクシーで配達する「届け!おみせごはん」プロジェクトを展開する福島大の吉田樹ゼミは11日、同市で関係者と意見交換した。同ゼミは今後、プロジェクトを充実させるため、宿泊客に向けた新たなセットメニューづくりなどに取り組む。

 若松の飲食店23店舗が参加

 プロジェクトは会津若松市と吉田ゼミが今月から始め、市内中心部の飲食店23店舗が参加している。利用者が飲食店に注文すると、タクシーの運転手が代金を立て替えて商品を受け取り、旅館などへ届ける。利用者が支払う配送料は一律500円。

 旅館「庄助の宿瀧の湯」での意見交換には、吉田樹准教授や学生、市の担当者が出席した。小玉年司フロントマネジャーが、新型コロナウイルスの影響などで館内のカラオケなどが利用できない現状を説明。夕食後に客室で過ごす宿泊者をターゲットにした「2次会セット」などを提案した。

 東山温泉では、プロジェクトのPRに積極的に協力する動きが出ている。旅館「原瀧」は、朝食のみを提供し、夕食にプロジェクトの活用を呼び掛ける新たな宿泊プランの提供を始めた。加藤勝美営業部長は「プラン化すれば、(インターネットで)拡散しやすくなる。そうすることで、今後の展開につなげていきたい」と話した。