「仲間に感謝」県放送コン念願の1番 磐城高・池田さん最優秀賞

 
「周りのみんなが努力することの大切さを教えてくれた」と集大成をかみしめる池田さん

 磐城高放送委員会の池田知世さん(18)=3年=は、県高校放送コンテスト・県高校総合文化祭(総文)のアナウンス部門で最優秀賞に輝いた。過去2年間届かなかった入賞に「遠かった1番に初めてなれた。アドバイスや力を貸してくれた多くの人に感謝したい」と努力の集大成をかみしめた。

 3年連続でアナウンス部門に挑戦した池田さん。初挑戦だった1年の時は県予選で最下位だった。平三中時代に放送コンテストで全国大会に出場したおごりがあった。「周りの人の意見にもっと耳を傾けるべきだった」と反省し、アドバイスを受け止めるよう意識して練習を繰り返した。

 同学年の佐川結音さん、芦口まな伽さんの友人2人は1、2年生の時から上位大会の切符をつかみ、今回も優秀賞を手にした。同じ委員会で切磋琢磨(せっさたくま)してきたライバルの存在が、コツコツと努力する大切さに気付かせてくれた。

 「3年間ずっと一番下は恥ずかしい」。コロナ禍で大会の見通しが立たなかったが、外出自粛で休校だった間も仲間とグループラインで読み合わせしたり、OGに原稿を添削してもらったりを繰り返した。県大会のみの開催が決まって、最後の大会に懸ける思いは一段と強くなった。

 同校の放送委員会に入ったきっかけは、4年前の全国大会会場で目にした当時の中野淳之顧問(現郡山高)を取り上げたOGの放送作品。指導を受けたのは1年間だけだったが、頭で時間を数える感覚、発声練習方法はしっかりと染み付いた。

 録音提出と非公開審査など例年と異なる手法に結果を誤解し、予選落ちしたと諦めていたため11日の審査結果に初めはピンとこなかった。「まだ実感は湧かないが、最後を最高賞で締めくくることができたのはうれしい。身に付いた努力する姿勢をこれからに生かしていきたい」と笑顔を見せた。