復興相新任・平沢勝栄氏に聞く 「次の10年へ見直す必要ある」

 
「国の取り組みに抜本的な見直しが必要だ」と語る平沢復興相

 平沢勝栄復興相(福島高卒、衆院東京17区)は16日、福島民友新聞社のインタビューに答え、来年3月で東日本大震災から丸10年となるのを受け「これまでの国の取り組みでいいか、抜本的な見直しが必要だ」と改革に意欲を示した。(聞き手・執行役員編集局長 小野広司)

 ―震災から丸10年を迎える重要な局面で復興相に就いたが、抱負を。
 「次の10年の復興はこれまでと意味が違う。被災者の生活を立て直しながら、福島が日本でトップの誰もが住んでみたくなるようなまちづくりを進める。国の役割が極めて重い。これまでの取り組みを検証し、抜本的に見直す必要がある」

 ―省庁にまたがる課題にどう対応するか。
 「省庁ごとの施策がバラバラであれば思い切ってメスを入れる。この時期を逃したらできない。特に風評を打破するため、予算を投じて対応しなければならない。1月に韓国で政府高官と会った際に、福島の農産物への抵抗感があるのを実感した。予算を十分に確保し、福島の現状を正しく理解してもらえるよう中国や韓国を含むさまざまな人に働き掛け、協力を得る」

 ―帰還困難区域がある町村は復興拠点外の方向性を示すよう求めている。
 「できる限り地域を回り関係者の意見を聞いて今後の方向性を早く出せるようしっかりと取り組みたい」

 ―第1原発の処理水の処分にどう取り組む。
 「福島の皆さんの声を最大限尊重しながら対応する必要がある。ただ、声が分散している中、国が一方の方向に持っていくのはなかなか難しいのではないか。県にも努力をお願いしなければならないだろう」