林業活性化へ「木の町コミュニティ館」整備 南会津に拠点施設

 
林業の活性化を図る拠点施設「木の町コミュティ館(仮称)」の外観イメージ図

 南会津町は、林業の活性化を図るための拠点施設「木の町コミュニティ館(仮称)」を整備する。森林所有者から流通、製造、販売に至るまでの林業関係者が集まる拠点をつくることで、町産木材のブランド化などを推進する。2022年2月末の完成を目指しており、30日に事業説明会を開く。

 森林面積が約92%を占める同町は、17年に林野庁から地域の森林資源の循環利用で雇用創出などを推進する「林業成長産業化地域」に県内で唯一選ばれた。5カ年計画で林業の生産性向上などを進めており、拠点施設は町産材の魅力を広く発信する場としても整備が検討されてきた。

 拠点施設は、木造平屋(一部中2階)で延べ面積約750平方メートル、敷地面積は約9090平方メートルで、総事業費は約6億9000万円となる見通し。南会津森林組合や林産業関係者でつくるNPO法人みなみあいづ森林ネットワークなどが入居し、町内の関係者が一丸となって林業振興に取り組む体制をつくる。

 また町内企業が開発した木製玩具やアロマオイルなどの6次化商品の展示・販売も行う。将来の林業を担う人材を確保するため、林業への就業や技術取得の講習などを支援する相談窓口、「木育」のスペースなども開設する予定だ。町の担当者は「地方の山間部で生き残るため、豊富な森林資源などを生かした循環型の事業を官民一体となって展開していく」と話した。