地域経済の活性化期待 磐梯町が磐梯名水乾杯条例、イベントも検討

 
条例制定を祝って町内産のジュースで乾杯する町議ら

 18日開かれた磐梯町議会の9月議会の最終本会議で可決した「磐梯名水乾杯条例」に、地場産品の販売促進や新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済の立て直しの期待が集まる。

 同条例は、日本名水百選に選ばれた磐梯西山麓湧水群を有する名水の町で、子どもを含む幅広い世代が地元産の飲料で乾杯することを推進する内容。地酒や甘酒、リンゴやトマトのジュース、野草茶など磐梯の名水で育った農産物で作った飲料商品も対象になる。今後、町が祭事や宴会の席、家庭での活用を呼び掛ける。また町内飲食店や事業所にも協力を呼び掛ける。

 町議らでつくる「『磐梯名水乾杯条例』の制定を目指す会」(代表・穴沢一郎町議)が7月に発足し、制定に向け活動してきた。同会によると、アルコール類以外を含む乾杯条例は県内でも珍しいという。

 穴沢議員は「町民が地元の名産品に誇りと自信を持つことにつながり、町おこしにも役立つ。新たな6次化商品の創出にもつながれば」と話した。町内の生産農家や事業者ら有志による実行委員会が11月ごろの記念イベント開催を検討しているという。

 議会閉会後、佐藤淳一町長と町議ら関係者が条例制定を祝い、りんごジュースやトマトジュースなどで乾杯。佐藤町長は「『名水』という付加価値が付いた町の産品を、町を挙げて発信していく。自分もその先頭に立っていきたい」と話した。