綾瀬はるかさん「今も八重思う」 会津まつりでトークショー

 
トークショーに参加した(左から)柳沢さん、綾瀬さん、松平さん

 会津まつり「先人感謝 市民のつどい」は20日、会津若松市で開かれ、大河ドラマ「八重の桜」で主人公山本(新島)八重を演じた女優の綾瀬はるかさんらがトークショーを繰り広げた。綾瀬さんは2013(平成25)年の放送から7年たっても「八重さんをいまだに思うことがある」と明かし、会津まつりや本県への思い入れを語った。

 新型コロナウイルスの影響でメイン行事の会津藩公行列は中止となったが、戊辰戦争で倒れた先人らへの「鎮魂と感謝」、会津松平家出身の故秩父宮妃勢津子さまのご成婚(1928年)に対する「祝いと喜び」という会津まつりに込められた二つの思いを継承しようと、つどいが計画された。

 トークショーには、綾瀬さんのほか、会津出身者らでつくる「会津会」会長の柳沢秀夫さん、会津松平家14代当主の松平保久(もりひさ)さん、室井照平市長が登場した。

 綾瀬さんは「皆さん、さすけねえか」と会津弁で語り掛け、会場を沸かせた。昨年まで6年連続で参加した藩公行列について「一人一人の顔が見たい。すごい声援で、うれしくってあっという間に終わってしまう」と声を弾ませ、沿道に笑顔を送り続けるため「ここが筋肉痛になる」と頬を指した。

 ドラマをきっかけに訪れる機会が増えた会津地域や県内の印象について「昔からの伝統を守り、静かな強さ、忍耐強さを感じる。とてもすがすがしい気持ちになる」と語った。

 柳沢さんは、今年の会津まつりについて「意義、歴史を振り返る機会」になったと強調した。松平さんは「まつりを、地元の皆さんが会津の歴史をかみしめ、若い世代にも感じてもらえる場にしてほしい」と呼び掛けた。

 室井市長は「これ(感染症)を乗り越えて、未来につながる会津まつりを続けていかなくてはならない」と思いを新たにした。

 抽選で選ばれた市民や関係者ら約800人が参加した。

 10月に動画公開へ

 会津まつり協会は、当日の模様を撮影した動画を、10月中旬にも協会のホームページで公開する予定。