古民家改良、デイサービス施設に 桑折、「利用者の意思を尊重」

 
キッチンスペースを示しながら「利用者が交流する場として活用したい」と話す石幡さん

 桑折町のNPO法人「そらいろ」は11月、同町伊達崎に古民家を改良した地域密着型のデイサービス施設「そらいろデイ」を開設する。代表理事の石幡亮さん(63)は「利用者がやりたいことを自由にサポートできる介護に取り組みたい」と力を込める。

 施設は木造平屋建てで、石幡さんの実家を一部改装して整備する。内部には、利用者が自由に使えるキッチンスペースやヒノキで作られた浴槽などを設置。周辺にある畑で野菜の収穫などの活動もでき、利用者が施設でも普段と変わらない生活を送れるように支援する。

 石幡さんは、目指す介護について「心身機能を維持するためには利用者の意思を尊重し、サポートをすることが大切。当たり前の生活を、最後まで長く送れる環境をつくりたい」と話す。そのため入浴や食事などの時間は施設側で決めず、利用者が入浴したい、食べたいと思ったときに提供できるようにするという。

 施設利用者は桑折町在住の人に限定し、1日7人ほどを想定している。石幡さんは「利用者だけでなく、周辺の人が気軽に立ち寄って交流できるような施設を目指したい」と思いを語った。