出来たて地ビールで乾杯!福島にブルワリー 新たな可能性挑戦

 
その場でビールを味わうこともできる併設店舗

 ビールの醸造所(ブルワリー)「イエロービアーワークス」を設立した農業生産法人カトウファーム(福島市)は20日、福島市大笹生に完成した醸造所のお披露目式を行った。原材料の栽培や商品デザインを手掛けた関係者らが集まり、本県農業の新たな可能性に挑戦する地ビールの誕生を祝った。

 コメ農家の加藤晃司社長と妻で専務の絵美さんがビール醸造を通して福島の農業を発信しようと、挑戦を開始。設備を整え、県内で生産された原料を醸造するブルワリーを完成させた。提供するビールはフルーティーで控えめな苦みが特長。瓶や缶で販売するほか、併設店舗でその場で味わうこともできる。

 同日は原料の大麦やホップを栽培する南相馬市といわき市の農家、醸造担当の会津若松市の協力者らが参加し、農家自らが醸造する地ビールが完成するまでの歩みを振り返った。木幡浩市長の乾杯の発声で、出席者が出来上がったばかりの地ビールの味を堪能した。

 東北の食産業の復興を支援し、今回のビール醸造所の実現もサポートした一般社団法人「東の食の会」の高橋大就事務局代表は「このビールが世界へ広がるように協力したい」と語った。

 ブルワリーは26日にオープンする。加藤社長は「福島の農業とともにこのビールを発信していきたい」と意気込む。