「合葬墓」需要高まる 郡山・東山霊園、想定超える応募に増築検討

 
東山霊園の合葬墓。骨つぼは室内に保管され、外に線香や花を供える共同スペースがある

 郡山市田村町の市営墓園東山霊園で、複数の人の遺骨を同じ墓に入れる「合葬墓」の需要が高まっている。2015(平成27)年に5000人分の分譲を開始したが、夫婦用は8月時点で供給数の75%に達し、市は増築を検討している。生前での申し込みも多いといい、市の担当者は「高齢化で墓の在り方を考える人が増え、安価で入れる自分の墓として検討している人が多いのでは」と分析する。

 市は年間100件程度の応募を想定し、約50年で埋まる計算で分譲を開始した。しかし初年度から予想の5倍以上の申し込みがあり、その後も年間200人程度の応募が続いた。担当者によると、霊園内で一般分譲している墓地から移る人もおり、「あと5年程度で埋まってしまいそうな状況」という。

 また、墓地では4.5平方メートル以下の小規模区画の需要も増えている。

 返還された墓地を求める人も多いことから、市は本年度、霊園内の空きスペースを活用し、小規模区画を中心とした60区画を整備する予定。

 市によると、比較的安価で墓石などを設置でき、納骨などの費用が抑えられることが小規模区画を求める人が増えている背景にあるとみている。