新嘗祭の献上米収穫 大玉で25年ぶり3人目、土壌管理を徹底

 
献上する「天のつぶ」の稲を刈り、「土壌管理がうまくいった」と語る今井さん

 宮中行事「新嘗祭(にいなめさい)」の献穀者に選ばれた大玉村の農業今井雄治さん(48)は23日、村内の水田で、献上する県オリジナル品種「天のつぶ」の稲刈りを行い、思いを込めて収穫した。

 同村から新嘗祭の献穀者が選ばれるのは25年ぶりで3人目となる。今井さんはコメ(もみ・玄米)の生産で、安全性などを管理する国内認証「JGAP」の団体認証を受け、安全・安心な農産物の生産に取り組んでいる。また、地域農業の担い手として、村産米のブランド化などにも取り組んでいる。今井さんは押山利一村長らが見守る中、稲を刈り取った。

 今井さんは「今年は長雨など天候不良だったが、栽培しやすい『天のつぶ』の特性が生き、徹底した土壌管理もうまくいった。いいコメを収穫することができた」と語った。10月に行われる新嘗祭献穀献納式で「天のつぶ」の新米5合を献上する予定。

 この日の稲刈りでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、式典や神事は行わなかった。