船しっかり固定...漁師ら「台風12号」備え いわき・小名浜漁港

 
流されないよう船を綱で固定する関係者=23日午後3時30分ごろ、いわき市・小名浜漁港

 台風12号の接近に伴い県内の漁業関係者らは23日、対応に追われた。いわき市の小名浜漁港では、船が流されないようにしっかりと固定。作業をしていた30代男性は「昨年の東日本台風のことがある。被害がないことを願う」と心配そうに話した。

 相馬双葉漁協は24、25両日の試験操業の中止を決めた。24日は底引き網や刺し網漁、25日はたこかごや流し網漁の水揚げなどを予定していた。一方、いわき市漁協は24日の試験操業について「比較的大型の底引き網漁船は漁に出られないが、刺し網などの小型船は出る可能性がある」とし、漁業者に判断を任せるとした。

 陸上でも影響があり、県は23日、観光道路「磐梯吾妻スカイライン」にある浄土平レストハウス(福島市)の軽食、物販コーナーを24日に休業すると発表した。ただ、トイレや一時休憩に利用できるよう施設自体は開館する。

 「監視カメラ」46基増設 河川事務所、阿武隈川や荒川

 島河川国道事務所は23日、本格的な台風シーズンに備え、支川を含めた県内の阿武隈川に、国、県合わせて新たに46基の簡易型河川監視カメラを設置したと発表した。

 ウェブサイト「川の水位情報」(https://k.river.go.jp)などで画像を公開している。10月中にさらに11カ所に設置する予定。

 国土交通省は県内の阿武隈川に63基のカメラを設置していたが、昨年の東日本台風を踏まえ増強した。阿武隈川のほか、荒川や釈迦堂川に新たに設置した。