郡山市中心部に「複合商業施設」計画 長者地区、21年夏着工へ

 

 郡山市中心部の長者地区にある工場跡地に、高層マンションと複合商業施設の建設が計画されていることが23日、分かった。開発予定者の大和ハウス工業(大阪市)がテナント構成などについて地権者らと交渉を進めており、早ければ来年夏ごろの着工を目指す。跡地は10年以上空き地になっており、開発計画が動きだす見通しとなった。

 関係者によると、10階建て以上のマンションと、数十のテナントが入る複合商業施設の計2棟の建設が検討されている。大和ハウス工業は土地の借用や取得、利用について調整を進めており、来月にも詳細を固めたい考えだ。完成時期などは未定。

 跡地は幹線道路のさくら通りに面する安積黎明高の北西側にあり、広さ約5.5ヘクタール。さくら通りを挟み商業施設のザ・モール郡山(敷地約5ヘクタール)がある。

 跡地には戦前から綿糸などを作る日東紡の第3工場があった。戦後、グループ会社のパラマウント硝子工業が断熱材を製造していたが、移転に伴い2009(平成21)年に閉鎖された。その後、利用されていない。

 跡地を巡っては18年10月に市内の建設会社と不動産会社が共同で土地を取得した。両社はさくら通りと跡地をつなぐ土地も取得しており、この土地を利用すれば、さくら通りと複合商業施設などとの行き来が容易になる。

 市内にほかに2カ所あった日東紡の工場跡地は市の21世紀記念公園麓山の杜、ザ・モール郡山店として活用されており、残る第3工場の跡地利用が課題となっていた。