「字数とか、あれの中で...」 復興関連記述なしで平沢氏が釈明

 

 平沢勝栄復興相(福島高卒)が、初閣議で決定した菅内閣の基本方針に東日本大震災や東京電力福島第1原発事故からの復興関連の記述が一切なかったことを巡り「たまたまそういうことになった。(基本方針の)字数とか、いろいろなあれの中であれしたけれども、軽視しているわけでは全くない」と発言した。官邸で23日、菅義偉首相と会談後に記者団に語った。

 平沢氏の発言を受け、加藤勝信官房長官は24日の記者会見で、震災からの復興を重視した安倍前内閣の路線継承を掲げているため、基本方針に記載しなかったとの見解を示した。

 加藤氏は「基本方針には安倍政権の取り組みを継承し、さらに前に進めると記載した。一丁目一番地が東日本大震災からの復興で、しっかり継承していくのは明らかだ」と述べた。菅内閣も安倍前内閣と同様に、復興を最重要課題として全力を傾ける方針は変わらないと強調し、被災地軽視との見方の打ち消しを急いだ形だ。

 平沢氏は24日、都内で福島民友新聞社の記者に発言の真意を問われ「たまたまというのは、要するに言葉がその中に入っていないということだ」と釈明した。

 その上で、平沢氏は「今までの被災地の取り組み、復興に対する政府の考え方は全部継承される。内閣の基本方針に(記述が)ないからといって(復興を)軽視することは全くない。むしろ今まで以上に力を入れる」と改めて主張した。

 政府は25日、菅内閣発足後初めての復興推進会議を官邸で開く。26日に本県を訪れる方向で調整している菅首相が本県復興に懸ける決意を明確に示すかが焦点となる。