1日最多...福島県「10人」感染確認 新型コロナ、9月計81人に

 

 県は25日、県内で10人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも24日に陽性と判明した。今年3月に県内で初の感染者が確認されて以降、1日の感染者数としては最多。県内の感染確認は6日連続で、計242人となった。

 感染者は、いわき市に住む70代の会社員男性と会社員女性、田村市の50代の会社員男性、郡山市の20~80代の男女6人、棚倉町の30代のパート従業員女性で、軽症または無症状で入院中。9月の感染確認は計81人となり、月別で最多だった8月の72人を上回った。

 県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は、県内では1週間で33人の感染が確認された8月23~29日が感染のピークだったとの認識を示した上で「ピークから下がり始めているが、日ごとの増減が激しい。濃厚接触者が多く、横ばいのような減少になっている」と現状を分析。内堀雅雄知事は「依然として厳しい状況が続いている」とし、県民に感染防止対策の徹底と継続を呼び掛けた。いわき市の男女は22日に陽性が判明した広野町の80代女性と19日に接触。郡山市の30代男性は23日に感染が確認された同市の30代女性、同市の80代男性は同日に感染が確認された同市の80代女性の濃厚感染者だった。

 棚倉町の女性は8月に感染が確認された同町の10代女性、30代男性の濃厚接触者としてPCR検査を受け陰性だったが、再度の検査で陽性となった。

 経路不明が半数

 田村市の50代男性、郡山市に住む20代、50代、60代の男性3人と60代女性の計5人は接触が確認されておらず、現時点で感染経路は不明。金光教授は、この日の感染者のうち半数に当たる5人の感染経路が不明な点に懸念を示し、「持続可能な感染対策を続けていかなければならない」と強調した。

 県はこのほか富岡町の50代男性が県外での検査の結果、感染が確認されたとも発表した。男性は大熊町の仮置き場で環境省発注の工事に従事していた。同省発注工事を巡る感染者は浪江、双葉両町などの作業場も含め計10人となった。

 6人が退院

 県は24日までに陽性患者6人が退院したと発表した。入院中は45人で、うち重症者は1人。同日は過去最多となる339件のPCR検査が行われた。