「修学旅行」補助!福島県教委 コロナ感染対策やバス増便想定

 

 県教委は、修学旅行を実施する県立学校の新型コロナウイルス感染対策費用を補助する。「3密」(密閉、密集、密接)を避けるため宿泊先の部屋数を多く確保したり、バスの台数を増やした場合を想定。修学旅行の中止に伴うキャンセル料なども対象とし、学校が感染リスクを抑えながら可能な限り修学旅行をできるよう後押しする。

 バスの増台に伴い同行する教員を増やした際の旅費や、修学旅行先の感染拡大などで延期や内容を見直す場合に旅行会社に支払う企画料も対象とする。キャンセル料は1人当たり上限1万2060円で、バスの増台や教員の旅費は追加分を全額を補助する。新型コロナ対策のため、学校が幅広く活用できる学校裁量経費などを活用する。

 修学旅行を巡り、県教委は県立学校に感染状況や往来制限などを踏まえて実施の可否を判断するよう要請。旅行前2週間の家族を含めた健康観察や旅行中にできる限り社会的距離を取ることなどを促している。

 「伝承館」歴史学習提案

 また市町村教委には県内での修学旅行の実施を提案。「東日本大震災・原子力災害伝承館」(双葉町)で震災、原発事故の記録と教訓を学ぶ「ホープツーリズム」や、会津地方での歴史学習の実施などを選択肢の一つに挙げている。

 25日の9月定例県議会で県民連合の宗方保議員(須賀川市・岩瀬郡)の代表質問に答えた鈴木淳一教育長は「修学旅行は教室では得られない貴重な教育機会。支援に取り組む」と述べた。