「キラ」り輝くカラムシ 昭和で原麻買い入れ、昨年より収量減少

 
出荷されたカラムシの色合いと質を選別する鑑定人=29日、昭和村

 本州唯一のカラムシ生産地の昭和村で29日、今年栽培されたカラムシの原麻の買い入れが行われ、奥会津昭和村振興公社が約82キロを買い上げた。

 村からむし生産技術保存協会に所属する生産農家35軒がカラムシを収穫した。繊維を取り出し、乾燥して1束(375グラム)ずつまとめ、「キラ」と呼ばれる光沢の美しいカラムシの原麻がお披露目された。村の鑑定人が「特上」「上」「並」の3ランクに格付けした。

 同公社などによると、今年は鳥獣被害や天候不順などが影響し、昨年に比べて収量が少ないという。カラムシの原麻は村内で糸にして着物などの製品にするほか、特上の一部は越後上布(じょうふ)や小千谷縮(おぢやちぢみ)の原材料として出荷される。