「ドローン」翼長8メートル!無人航空機 展示会に原寸大模型

 
会場で披露されたテラ・ラボが開発中の固定翼型無人航空機の模型

 南相馬市に進出した長距離無人航空機の研究開発ベンチャー企業テラ・ラボ(愛知県春日井市)が手掛ける翼長8メートルの固定翼型無人航空機の開発に、南相馬市の自動車板金塗装業ボディリペアスズキが協力している。29日に千葉市の幕張メッセで開幕した国内最大級のドローン展示会「ジャパンドローン2020」で、災害時の活躍が期待される無人航空機の原寸大模型が初披露された。

 開発中の無人航空機は、大規模災害発生時に情報収集などに使用するドローンで、2023年度中の完成を目指す。ボディリペアスズキは、テラ・ラボのパートナー企業が製造した機体の仕上げ、塗装を担当。展示会で披露された模型も仕上げ、塗装を施した。

 テラ・ラボは今後、ドローンを量産化する際、成形、加工技術を持つ本県企業とのさらなる連携も視野に入れる。浜通りに新産業を創出する福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想に基づき、進出企業と本県企業のビジネスマッチングを推進したい考えだ。

 テラ・ラボは昨年3月、南相馬市に研究開発拠点を移した。南海トラフ巨大地震など大規模災害発生に備え、衛星通信を活用した無人航空機や空間情報データの収集、解析システムなどの研究開発を続けている。同社の広報担当者は「東日本大震災で被災した福島の経験から学び、災害に備えた"福島発"のドローンを開発したい」と述べた。

 展示会は30日まで開かれ、テラ・ラボのほか、県や南相馬市などが出展している。