「双葉町産業交流センター」10月1日開所!通称はエフ・ビック

 

 双葉町の産業復興や観光交流などの中核を担う複合施設「双葉町産業交流センター」(通称エフ・ビック)が10月1日、旧避難指示解除準備区域の同町中野地区に開所する。29日、報道機関に館内が公開された。

 地上4階建てに貸事務所や会議室、飲食店などが入る。一般来訪者も利用できる地上20メートルの屋上から、企業立地が進む同地区復興産業拠点や東京電力福島第1原発の排気筒、中間貯蔵施設、「震災遺構」として整備される浪江町の請戸小など、震災と原発事故の爪痕や復興を目指す町の姿が見渡せる。

 貸事務所には、東電福島復興本社など県内外の10社が入居する。このうち双葉事務器は、仕事や会議などで利用できるコワーキングスペースを設けた。館内の各所にある休憩スペースは来訪者らがくつろげる空間となっている。

 1階フードコートでは、かつてJR双葉駅前にあったファストフード店「ペンギン」と、なみえ焼そばを提供する「せんだん亭」、2階では「レストラン エフ」が開所に合わせて営業を開始する。町内で飲食店が営業を始めるのは、原発事故後初。今後、土産物店の営業も予定されている。

 同センターは県の記録施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」や県復興祈念公園にも隣接。町復興推進課の田中聖也主幹は「伝承館などと連携し、多様な人が交流して新たなイノベーションが生まれる場所にしたい」としている。