『再オープン』今を反映!中テレのミニドラマ主演・神尾佑さん

 
「どうしても呑みたい夜がある シーズン3」撮影中の神尾佑=郡山市

 いわき市生まれの俳優、神尾佑が主演する福島中央テレビ制作のミニドラマ「どうしても呑(の)みたい夜がある」のシーズン3が10月3日に始まる(毎週土曜夜10時54分~同11時、全4話)。神尾がマスターを務めるダイニングバーを舞台に、訪れた客が県産酒と料理、そしてマスターのもてなしに癒やされる物語だ。郡山市で撮影を行った神尾に見どころなどを聞いた。

 家族との時間増えた

 「現在の社会的背景をベースにしている」という今回の物語。例えば、マスターは客の正面には立たない、料理を提供するときは横からなど、劇中でも現在のリアルを表現。ストーリーにも、蔵元の苦悩や「リモート飲み」などが描かれる。

 映画やドラマの撮影中断など、春先から芸能界も大きな混乱が続いた。ただ、当時の様子を聞くと「およそ4カ月間、全ての仕事が止まり、その期間は家族に料理を作ったりしていた。4歳の息子が、(自身が隊長役で出演した)ウルトラマンの映像を見て、『父親が出ている』と認識できるようになった」と神尾。家族と過ごす時間が増え、子どもの成長が見えたうれしいエピソードも。

 客の悩みに寄り添う

 ドラマは2019年1月にシーズン1、同年8月にシーズン2が放送された。1年以上空けての「再オープン」だが、趣旨は開始当初と変わっていない。「元々、悩みを抱えたり、何か行き詰まっているお客さんが訪れて、私(マスター)とお酒が寄り添って後押しする、というコンセプトだった。当時は震災復興をベースに想定していた」

 大勢で集まるよりも誰かと静かに語りたい...そんな今の気分に、物語の世界は期せずしてぴったりと合う。こんなマスターに話を聞いてもらいたいと思う視聴者も多いだろう。

 全酒蔵紹介したい

 ドラマの中では毎回、県内の日本酒を紹介している。「紹介していない蔵元がまだまだあるので、できることなら全てを紹介するまで続けたい」。さらに、「毎年、全国新酒鑑評会でおいしさを認められている福島の酒を、ぜひ多くの人に味わってほしい。酒という日本の文化で福島を盛り上げる手助けになれたら」と、故郷と日本酒への熱い思いを語った。

 このほかにも、10月9日スタートのテレビ朝日系(KFB)連続ドラマ「24JAPAN」(金曜夜11時15分)、12月11日からは舞台「Op.110ベートーヴェン『不滅の恋人』への手紙」(東京・よみうり大手町ホール)への出演も決定している。