「都路変電所」整備が完了 再生エネ導入拡大へ、福島送電

 
報道陣に公開された都路変電所。福島県で太陽光発電した電気を送電している

 県沿岸部や阿武隈山地に再生可能エネルギーを導入拡大させるために送電網を整備している「福島送電」(福島市)は30日までに、整備が完了した都路変電所(田村市)を報道陣に公開した。

 同変電所は、浜通りを中心とした太陽光発電所11カ所で発電した電気を中継し、東京電力パワーグリッド(東京)の電力系統に供給するための拠点施設。最大受電電力は計約231メガワットで、1月から稼働していた。

 現地で開かれた説明会では、工事を請け負った「関電工」(東京)が送電線網の概要を説明。福島送電の佐々恵一社長が「復興の一助となる施設にしていきたい」とあいさつした。

 福島県の再生可能エネルギーを巡っては、2016(平成28)年9月、国の「福島新エネ社会構想」に再生エネ発電事業による地域復興が盛り込まれた。

 しかし、既存の送電線網への容量に余裕がなかったことから、同社が送電網を整備している。

 同社は今後、風力発電所との共用送電線網を浜通りに新たに整備し、最大受電電力を計約620メガワットまで増やす。