「阿武隈急行」10月末にも全線再開 台風被災区間、工事完了へ

 

 本県などを昨年10月に襲った東日本台風(台風19号)の影響で一部区間が不通となっている阿武隈急行(伊達市)について、今月末にも全線で運転を再開する見通しとなったことが1日、関係者への取材で分かった。県によると、再開に向けた工事が月内に完了する。

 阿武隈急行は線路に土砂が流れ込むなどしたため富野(伊達市)―丸森(宮城県丸森町)間の約15.4キロで不通となっており、現在、軌道の整備やあぶくま駅(同)のホームの修繕工事が進められている。6月からは乗客を乗せずに電車を運行する回送運転が始まり、全線再開に向けた準備が着々と進められていた。

 県によると、台風で被災して工事が必要となった約50カ所のうち、8月末時点で24カ所の工事が完了。周辺工事なども年度内におおむね完了するという。

 県は1日開かれた9月定例県議会の常任委員会で運転再開に向けた工事の完了見通しを示した上で、「早期の全線再開に向け支援していく」(生活交通課)としている。