クマ「迷い込んだのでは」 餌求め活発に、紅葉シーズン注意を

 

 県自然保護課は、中心市街地の住宅街にクマが現れたことについて「人間の生活圏までクマが入り込むのは珍しい。迷い込んだのでは」とし、今回を特異なケースとみる。ただ、秋は登山などで山に入る人が増えることから「クマの生息地に入るという意識を持って、身を守る対策をしてほしい」と呼び掛けている。

 秋口のクマは一般的に、冬眠に備えて生息地で餌を求めて活発に活動する。特に子グマ連れの親グマは警戒心が強く、山に食物がないなどの理由で、餌を求めて人里に下りてくるクマもいる。例年、生息地に近い山奥に入山した人や紅葉を見に来た人が目撃したり、被害に遭うことが多い。

 紅葉シーズンや政府の観光支援事業「Go To トラベル」の本格化とともに、観光客や土地勘のない人が山林に近づくことが予想され、同課は「山中で出合った場合は、クマと目線を外さないで物陰に隠れるなどして、クマから離れてほしい」と注意喚起している。