「リサイクル施設」完成!不燃性廃棄物 大熊・1日350トン処理

 
テープカットで工場の完成を祝う出席者=2日、大熊町

 大熊町で2日、不燃性廃棄物の再資源化施設が完成し、現地で式典が行われた。整備が進む特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示解除に向け、区域内の家屋解体や道路補修などで出た廃棄物をリサイクル、中間貯蔵施設に搬入するごみを減らす。試験運転を経て今月末に本格稼働する。

 施設は本県の廃棄物処理業など8社が出資する相双スマートエコカンパニーが建設した。同社は2018(平成30)年10月に同町で設立、東日本大震災後に初めて町内で設立された民間企業となった。

 工場は復興拠点区域の同町夫沢字長者原の敷地約8ヘクタールに建てられた。鉄骨平屋に、金属や粗大ごみ、コンクリートなどの破砕機、積載物や運搬車両の放射線量を測る検査装置などを設けた。1日当たり350トン、年間約10万トンの廃棄物を処理できる。地元を中心に約50人を雇用する。

 式典では、岡田美洋社長が「地域活性化の一助となれるよう努力したい」、吉田淳町長が「施設の完成は大熊の本格復興のスタートを告げる」とあいさつ。出席者がテープカットで施設の完成を祝った。