「川内ワイン」へ希望の収穫!農業再生へ シャルドネ500キロ

 
醸造所へ輸送するため保冷車に積み込まれる収穫したばかりのシャルドネ

 ワイン醸造用のブドウ産地づくりを進める川内村などが出資する公設民営会社「かわうちワイン」は4日、同村上川内大平の畑「高田島ヴィンヤード」で収穫作業を行い、白ワイン用のブドウ「シャルドネ」約500キロを摘んだ。

 東京電力福島第1原発事故からの農業再生へ、2016(平成28)年からブドウ栽培を始めた。約3ヘクタールの畑に約1万1000本を栽培している。長梅雨の日照不足の影響が心配されたが、夏の暑さで持ち直したという。

 この日は村と同社の職員、村民計約50人が17年に植栽したシャルドネの房を収穫した。山梨県の醸造会社に醸造を委託し、来年2月にはシャルドネを使ったワインが完成する見通し。

 畑の近くにかわうちワインが計画している醸造所建設が今秋にも着工、来春には整備される見通しとなっており、来年以降は収穫から醸造まで全て村内で完結できる体制を目指す。

 収穫に参加した遠藤雄幸村長は「収穫できてうれしい。糖度もあり、適度な酸味もあって味は期待できるのではないか。村の新たな産業でもあり、完成したら村民と味わいたい」と話した。