常磐興産、東京本社を廃止へ コスト削減、全社員いわきに集中

 

 いわき市のスパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産は、東京都中央区東日本橋にある東京本社を段階的に廃止する。来年3月までに完了する見通し。西沢順一社長が5日、同市で記者会見し発表した。

 新型コロナウイルス感染症の影響で基幹のレジャー・宿泊業で打撃を受けており、東京本社廃止により業務の効率化やコスト削減を図る。また、全社員をいわき市に集中し、サービス向上につなげる狙いがある。

 東京本社の社員約60人は、首都圏での営業やマーケティング業務などに当たっている。廃止後はリモートワークを活用するなどし、首都圏での業務を継続する。

 同社は11月、事業本部制を廃止する組織改革も行う。レジャーリゾート事業本部と燃料商事本部を廃止して再編。仕入れや販売などを一本化する。ハワイアンズのスタッフは新たに設ける業務推進部の所属とする。

 1人の従業員が複数の業務に従事する「マルチタスク化」や効率的な社員教育を進め、サービス向上を目指す。記者会見で西沢社長は「新型コロナは創業以来最も大きな試練。乗り越えるため、筋肉質で一体感のある組織に改革し、全社で最適化させる」と述べた。