「レアメタル」回収強化へ アサカ理研、いわきに処理設備増設

 

 アサカ理研(郡山市)は、新たにリチウムイオン電池からレアメタルを取り出す事業に取り組み、リチウムやコバルト、ニッケルなどレアメタルの回収リサイクル事業を強化する。いわき工場(いわき市)に処理設備を増設する計画で、早ければ年内にも着工し、2022年の稼働を目指す。

 同社によると、当面は電池工場で発生する不良品を回収。リチウム化合物やコバルト化合物に再処理し、電池の材料メーカーに販売する。再びリチウムイオン電池の材料として活用することができるという。将来的には、使用済みの電池からレアメタルを回収する事業も行う予定。

 新たに建設する処理設備には約10億円を投じる見通しで、県の「ふくしま産業復興企業立地補助金」を活用し建設する。同社は「増加する廃リチウムイオン電池を再利用することで国内での資源循環を実現し、調達リスクの低減と環境保全につなげたい」としている。