eスポーツ・鈴木さん「プロ契約」 会津大からプロ選手誕生!

 
「安定した成績を残せる選手になりたい」と抱負を語る鈴木さん

 コンピューターゲームの実力を競う「eスポーツ」のプロ選手が会津大から誕生した。4年の鈴木貴之さん(23)は、eスポーツのプロチーム「野良連合」と契約した。アクションゲーム「フォートナイト」の選手として世界で活躍することを目指し、実力を磨いている。

 フォートナイトは、100人のプレーヤーが生き残りを懸けて戦うゲームで、国内外で人気がある。

 鈴木さんはその魅力を「新しい武器や戦闘場所が次々に追加され、新鮮な感覚でプレーし続けられる」と話す一方、「環境が目まぐるしく変化するからこそ、一つの戦術では勝ち続けられない」と難しさも感じている。「変化にうまく適応し、安定した成績を残せる選手になりたい」と目標を語った。

 鈴木さんは2年前、友人に誘われフォートナイトを初めてプレーした。もともとゲームは好きだったが「最初はあっさり負けてしまった」という。悔しさをばねに練習を重ね、昨年11月にアマチュア日本一に輝いた。

 戦況を見極め、適切な行動を取る判断力に自信があるという鈴木さん。野良連合の選手募集に迷わず応募した。今年3月からテスト生になり、オンラインで毎週のように開かれる各種大会で安定した成績を残したことで正式契約を勝ち取った。その後も毎日、最低6時間の練習に励んでいる。

 eスポーツの普及にも力を注ぐ考えだ。「サッカーや野球のように、eスポーツを文化として定着させたい。そのためには地域に密着した活動をして、応援してくれるファンを増やすことが必要だ」と力を込める。

 会津大はNTT東日本と連携し、学生からeスポーツ選手を育てる方針を示している。

 同大でeスポーツを担当する由本聖准教授(34)は「eスポーツに自主的に取り組み、結果を残したことが素晴らしい」と鈴木さんのプロ契約を喜び「地域にeスポーツが根付くよう、鈴木さんに続く選手が育つ環境をつくっていきたい」と意欲を示した。