宮城県警が家宅捜索中...伊達の容疑者「逃走」 5時間後に逮捕

 
戸締まりなどを呼び掛けながら住宅街を警戒するパトカー=6日午後0時15分ごろ、伊達市

 6日午前8時ごろ、覚醒剤取締法違反(譲渡)の疑いで宮城県警が逮捕状を取り、家宅捜索していた伊達市の住宅から、住人の男が逃走した。宮城、福島両県警が伊達市を中心に検問などを実施、周辺自治体などに注意を呼び掛けた。約5時間20分後、宮城県白石市の宿泊施設で男を発見、逮捕するまで、近隣住民は不安な時間を過ごした。

 宮城県警によると、逮捕されたのは、伊達市、職業不詳、容疑者男(36)。逮捕容疑は、5月22日ごろ、宮城県内で何者かに覚醒剤を有償で譲り渡した疑い。

 宮城県警は6日午前7時40分ごろから、捜査員6人で自宅の捜索を開始。捜査員の1人が容疑者のそばにいたが、容疑者は窓から靴を履かずに逃げた。

 容疑者は車で逃げたとみられる。確保の際、近くに知人女性がおり、宮城県警は逃走に関わった可能性もあるとみて事情を聴いている。容疑者は逮捕容疑を否認している。宮城県警の銃器薬物対策課長は「福島県民をはじめ、多くの皆さまに不安とご心配をお掛けし、心よりおわび申し上げます」とのコメントを発表した。

 容疑者が逃走した現場は、伊達市の閑静な住宅街。警察官が住宅を1軒ずつ訪ねるなどして警戒を呼び掛けた。近くの住民は「この辺りは日中家を空けている人や、高齢者が多いので不安だ」と語った。

 現場から約1キロ離れた伊達小では、屋外活動を全て中止し、校門や昇降口の戸締まりを確認。逮捕後も一斉に下校するなどした。同校に子ども2人を通学させている40代男性は「夜は街灯も少ない。子どもたちの下校時刻までに逮捕されたので安心した」とホッとした表情を浮かべた。