安心して旅行を...ツアー前に「抗体検査」 浜通り交通試験実施

 
出発前に自己採血して抗体検査を行う参加者と乗務員

 いわき市の浜通り交通は6日、乗客と乗務員が乗車前に新型コロナウイルス感染の抗体検査を行うバスツアーを試験的に実施した。参加者の意見を踏まえ、本格導入するか検討する。

 検査は、山形県でブドウ狩りなどを楽しむ日帰りツアーの出発前に実施。参加者24人と乗務員が検査に臨んだ。指先から自分で採血し抗体の有無を確認。8分ほどで全員の陰性が確認された。

 参加者が自ら検査することで、安全・安心な環境で旅行してもらおうと導入を検討している。検査機材を導入している日本フルーツアートデザイナー協会が同社に専用機材を無償提供した。同協会によると、検査は「蛍光抗体法」と呼ばれる方法で、95%以上の精度で判定できるという。

 ツアーでは、検温やマスク着用、バスの継続的な換気などの感染予防策も徹底した。浜通り交通の永山剛清社長は「事前に陰性が分かれば、旅行中の会話も弾みやすくなる。安心して旅行できるような方策を取りたい」と話した。