郡山市が飲食店従業員に「無料PCR」 郡山駅前の接待伴う店

 

 郡山市はJR郡山駅周辺の接待を伴う飲食店で9月以降、新型コロナウイルス感染症の患者が急増していることを受け、約400店舗に協力を求め、従業員らのPCR検査を無償で実施する。品川萬里市長が7日、発表した。県内で飲食店の従業員を対象にした大規模な検査が行われるのは初めて。

 市によると、9月から今月5日までに市内で感染が確認された55人のうち、ホストクラブで発生したクラスター(感染者集団)の6人を含む19人(35%)が接待を伴う飲食店の従業員や利用者だった。駅前1丁目と駅前2丁目、中町、大町1丁目を対象地区としバー、キャバレー、スナック、クラブなどの従業員を検査する。今後、郡山社交飲食業組合などと連携して店に協力を求める方針。

 店の代表に従業員分の採取容器を配布し、従業員が自分で検体(唾液)を取る。8日から27日まで受け付けし、13日以降、1日50検体を上限に検査する。市保健所によると、市内では保健所と民間検査機関で合わせて1日当たり約260件の検査が可能という。品川市長は「市内で患者が急増していることから従来の措置では不十分だと考えた上での対策」としている。申し込みは市保健所生活衛生課(電話024・924・2157、平日午前9時~午後5時)で受け付ける。

 郡山社交飲食業組合の太田和彦組合長は「自分の身を守ることと、客の安全を守るための一つの方法として検査を受けることを呼び掛けたい」と話した。