ニーズに合わせ新商品 アイリスオーヤマ・大山会長、福島で講演

 
「ユーザーイン経営」と題して講演する大山会長

 生活用品大手アイリスオーヤマ(仙台市)の大山健太郎会長は7日、福島市のクーラクーリアンテサンパレスで「ユーザーイン経営」と題して講演し、消費者の不満や不便を解決する発想や暮らしに寄り添いながら新たな価値を創造する同社の取り組みを紹介した。

 同社は需要と市場を創造し続けるため、年間約千の新商品を開発している。大山会長は「ヒット商品を出せば楽だが、競争社会ではいつまでももうかるとは限らない」と指摘。3年以内に開発した新商品が全体の6割超を占める同社の状況を挙げ「新商品比率50%以上を目指している。生活のニーズに合わせた選択と分散が重要だ」と述べた。

 またオイルショック時に園芸やペットなど生活用品の開発、バブル崩壊時に収納ケースの需要創造、コロナ禍ではマスクの大増産などを通じてピンチをチャンスに変えた経験を説明。「危機が起こることを前提に経営しているが、予測できるものでもない。マージャンに例えると、待ちをたくさんつくることが大切。それが結果的に大当たりすることがある」と話した。

 講演は東北ニュービジネス協議会ふくしま支部(支部長・浅倉俊一ダイユーエイト社長)が主催し、約100人が参加した