「台風14号」...東日本接近か 福島県内、土砂災害など『注意』

 
リンゴの枝に補強の支柱を立てる果樹農家=9日午後、福島市飯坂町

 強い台風14号は9日、四国沖から紀伊半島沖に進んだ。日本に上陸する可能性は低くなったが、10~11日にかけて東海、関東の太平洋沿岸に接近する見通し。

 台風14号の北上によって前線の活動が活発になり、県内は10日から11日にかけて大雨になる所がある見込みで、福島地方気象台が土砂災害などに注意を呼び掛けている。

 気象台によると、10日午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で中通りと浜通り50ミリ、会津30ミリ。その後、11日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で50ミリ。海上では北東の風がやや強く、しける見込み。10日に予想される海上の最大風速(最大瞬間風速)は13メートル(25メートル)、11日は10~14メートル(20~25メートル)。

 福島で果実落下防ぐ「支柱補強」

 台風14号の接近に備え、県内では9日、果樹や漁船への被害を防ぐための対策が講じられた。福島市飯坂町の果樹農家、男性(57)は、リンゴの枝折れや実の落下防止のために立てていた支柱を補強した。メインで栽培している品種は「ふじ」で、11月中旬ごろから収穫が始まることから「収穫間近のリンゴから遠ざかってもらえればありがたい」と語った。

 相馬市の松川浦漁港では、漁業関係者が漁船を安全な場所に移し、ロープで係留する作業に追われた。漁師の男性(59)は「昨年の今ごろは東日本台風で周囲に被害もあった。生活のためしっかりと準備したい」とした。