高寺山遺跡の歴史伝える土器や「ご神体」 会津坂下で企画展開幕

 
高寺山遺跡での調査成果を伝える企画展

 山寺(山岳寺院)跡とみられる遺構が見つかっている会津坂下町の高寺山遺跡の企画展が9日、同町埋蔵文化財センターで始まった。出土した土器や「ご神体」と考えられる自然石など、奈良、平安時代における同遺跡の変遷を伝えている。来年3月末まで。

 町教委が2018(平成30)年から2カ年で行った同遺跡の範囲内容確認調査の成果について、各メディアでの既報を含め「速報展」として企画。開幕前日の8日、報道陣に公開した。

 炊事や食事の際に利用されたとみられる土師器(はじき)の長胴かめや須恵器の坏(つき)を展示。石は高寺山にはない火山岩の流紋岩で、高温で焼け、割れてばらばらの状態になっていたのを復元した。古密教の祈とうで利用される修法壇(しゅほうだん)(護摩壇)、祭事のために湧き水をためる堰(せき)、八角形の建物の遺構なども紹介している。

 時間は午前9時~午後4時。土、日曜日、祝日は休み。問い合わせは同センターへ。

 11月3日に講演会

 速報展に伴い、講演会「山林仏教と高寺山遺跡―高寺の実態に迫る」が11月3日午前10時から、会津坂下町埋蔵文化財センターで開かれる。時枝務立正大教授が講師を務める。

 参加無料だが事前申し込みが必要。申し込み、問い合わせは同センターへ。