描きとどめた秋冬の移ろい 二本松・大山忠作美術館常設展入れ替え

 
視点を変えて大山作品の魅力を伝える常設展

 二本松市大山忠作美術館の第22期常設展「折々の記録」は2日、二本松市民交流センター内の同美術館で開幕した。同市出身の日本画家大山忠作が日記のように秋冬の移ろいなどを描きとどめた作品を紹介している。来年3月21日まで。

 常設展は視点を変えて半期に1度、作品を入れ替えて開催。今回は、大山の代名詞でもある「鯉」を題材にした「紅楓游鯉」(2005年)といった草花や人物画をはじめ、たびたび訪れた場所の風景など、折々の記録として描いた作品や素描、写生を中心に選んだ。

 このうち第28回日展出品作の「みちのく残照」(1996年)は150号の大作とともに、創作に入る際に最初に描く作品の設計図のような「小下図」も展示して、下絵と完成作を見比べられるよう工夫した。素描は広く知られた作品のものが多く、大山の画業の詳細が分かる。

 開館時間は午前9時30分~午後5時(最終入館は午後4時30分)。入館料は一般410円、高校生以下210円。月曜日休館。問い合わせは同美術館へ。