『コロナ大仏』へ資金集め...前向くシンボルに 勧進キャラバン

 
新型コロナでの思いなどを書いた紙を貼った法要

 新型コロナウイルス感染症収束を願った「コロナ大仏」を造立するための募金を呼び掛ける「勧進キャラバン」の法要イベントが9月27日、猪苗代町の寿徳寺で行われた。参列者は新型コロナへの思いを記した紙を仏像に貼り供養した。

 大仏造立を発案したのは、現代アート作家グループ「ジャーマン・スープレックス・エアラインズ」(兵庫県尼崎市)に所属する北海道在住の僧侶、風間天心さんと、同グループ代表の前田真治さん。「コロナの収束を願うとともに、前を向くためのシンボル」として、来年中の造立を目指している。

 キャラバンは全国行脚する計画で神戸市からスタートし、同寺は19カ所目。風間さんが造った約80センチの仏像に、住民たちが不安や発散したい思いなどを書いた紙や中止になったイベントのチラシなどを貼り、厄災の浄化を願っている。

 この日は、趣旨に賛同した同寺住職の松村妙仁さんが読経。同寺の檀家(だんか)やキャラバンのスタッフが「元の生活に戻れますように」「世界中の人々が幸せになれますように。コロナに負けるな」などと書かれた紙を仏像に貼り付けて供養した。

 風間さんは「みんなで造ったと実感できる、コロナ禍のつらい思いを託すことができる大仏を造りたい」と話した。また10月末からはクラウドファンディングでも大仏造立の資金を集める予定。プロジェクトに関する情報は特設ホームページで発信している。