植物由来プラ、技術賞受賞報告 内堀知事に小松技術士事務所長

 
内堀知事に受賞を報告する小松所長(中央)と妻で所長代理の俊枝さん(右)。知事が手にしているのは「紫翠盃」

 生分解性プラスチック製の薄いカップなどを量産できる金型技術の開発で型技術協会の技術賞を受けた小松技術士事務所(いわき市)の小松道男所長は14日、県庁で内堀雅雄知事に受賞を報告した。小松所長は「福島から世界へ、この技術を広めていきたい」と語った。

 小松所長は、植物から抽出した糖やでんぷんと乳酸菌を素材とし、土中で水と二酸化炭素に分解される生分解性プラスチック「ポリ乳酸」を使った薄型グラスの射出成形システムを発明した。

 生分解性プラスチックの普及を通じて海洋プラスチックごみを減らしたいという小松所長の思いに共感した会津若松市の三義漆器店が生分解性プラスチックに会津塗で彩った「紫翠盃(しすいはい)」を発売。7月には、英国の化粧品会社ニールズヤード・レメディーズが同事務所の技術指導でポリ乳酸と再生紙パルプから作られたカップの取り扱いを開始するなど、取り組みの輪が広がっている。

 小松所長は「諦めずにやってきたことが海洋プラスチックごみなどの解決につながったことを広く知ってほしい」と述べた。

 同事務所所長代理で妻の小松俊枝さんと事務所員で三男の裕紀さんが一緒に訪れた。甚野源次郎元県議と真山祐一県議が同席した。