地方の魅力ぎっしり短編映像、国際映画祭入賞 「個性伝えたい」

 
「地方の魅力を外国人にも発信したい」と意気込む本田さん

 会津若松市の地域商社「本田屋本店」社長、本田勝之助さん(46)がプロデューサーを務めた短編映像2作品が、地域の魅力を伝える映像作品を集めた「ポルトガル国際観光映画祭ART&TUR」で入賞した。20~23日の開催期間中に順位などが発表される。本田さんは「アフターコロナも見据え、東京、大阪にはない地方の魅力を外国人にも発信したい」と意気込んでいる。

 入賞作品は、福井県高浜町と青森県下北半島でそれぞれ撮影された。高浜町でロケした作品は、インバウンド(訪日外国人旅行者)をターゲットに、欧米で人気が高い禅をテーマに制作。外国人が一人旅する設定で、映像では町内の何げない自然や暮らしなどが紹介される。本田さんは「地域の人が魅力だと思っていないものを、外からの目線で切り取り伝えたかった」と語る。

 早稲田大卒業後、古里に戻り、ソフトウエア開発や企業のIT(情報技術)化コンサルティングなどに携わったが、仕事を続ける中で「地方が都市化され、均一化されていくことに疑問が湧き、地方の個性に目が向くようになった」という。

 2004(平成16)年には農産物のブランド戦略などを手掛ける会社を設立。大正時代から続き、本田家の当主が店主を務めてきた社名を後に引き継いだ。

 「テキストと写真だけで伝わらないものを伝えられる」と映像の力に注目する本田さん。「地域課題の解決につながるような映像作品を作りたい」と夢を語った。