高村智恵子の居室特別公開 二本松の生家、当時の様子のままに

 
特別公開されている智恵子の9畳間の居室

 二本松市出身の洋画家高村智恵子の生家を復元した智恵子の生家は10日、普段は見学できない智恵子の居室がある2階の特別公開を始めた。福島高等女学校を卒業するまで過ごした智恵子の少女期に思いをはせることができる。

 智恵子は、銘酒「花霞」を醸造した造り酒屋に生まれた。家族や使用人と共に暮らした家の2階のうち9畳と4畳半の2部屋を使っていて少女期はもちろん、夫で詩人、彫刻家の高村光太郎と結婚した後も帰省するとこの部屋で過ごしたといわれている。

 9畳の居室には、九谷焼で作られた電灯のローゼットが展示され、智恵子が中庭の花を眺めていたとされる連子窓も当時のまま。女学校で答辞を述べるなどした智恵子の暮らしぶりがしのばれる。

 特別公開は11月23日までの毎週末と祝日に行われている。時間は午前9時~午後4時。入館料は高校生以上410円、小中学生210円。問い合わせは同館(電話0243・22・6151)へ。