「持続化給付金」詐取疑いで組幹部ら2人逮捕 福島県内初摘発

 

 新型コロナウイルスの影響で収入が減った事業者らに現金を支給する国の持続化給付金をだまし取ったとして、福島署は15日午後、詐欺の疑いで福島市、暴力団幹部、無職、男(51)、福島市、無職、男(27)の両容疑者を逮捕した。県警によると、持続化給付金の詐欺事件の摘発は、県内では初めて。

 逮捕容疑は共謀して6月下旬~7月上旬ごろ、スマートフォンを使い、中小企業庁の給付金申請サイトに個人事業主を装って虚偽の申請をして、持続化給付金100万円をだまし取った疑い。

 同署などによると、27歳容疑者は当時勤務していた風俗案内所の事業主を装い、売上高が減少したと虚偽申請した。51歳容疑者は指示役で、27歳容疑者は実行役とみられる。給付金は口座に振り込まれたが、使われた形跡はないという。同署は2人の認否を明らかにしていない。同署は県警組織犯罪対策課と捜査した。

 持続化給付金は新型コロナウイルスの影響で、1カ月の売り上げが5割以上減少した場合、中小企業などに200万円、個人事業主には100万円を上限として支給される制度。スピードを重視して申請や審査を簡素化したため、全国で不正受給が相次いでいる。