中合福島店・空きビルに「いちい」入居へ 12月オープン目指す

 

 木幡浩福島市長は15日、閉店した中合福島店の空きビル(辰巳屋ビル)の1階を商業スペース、2階を交流・展示スペースとして活用する事業を正式発表した。1階の商業スペースはスーパーマーケットを運営する「いちい」(福島市)が入居予定であることも明らかにした。12月中旬のオープンを目指す。市はいちいへの家賃補助などの予算3400万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を、20日に開かれる市議会緊急会議に提出する。

 市によると、広さ約1900平方メートルの1階部分は食品・日用品を扱うスーパーマーケットとなり、地域の農産物や特産品なども販売する。約2150平方メートルの2階部分は別の民間業者に運営を委託し、古関裕而ゆかりの展示を行うほか、復興をPRする展示、観光のPR、学生の交流などが可能なスペースにして駅前のにぎわい創出を図る。

 辰巳屋ビルは解体され、商業施設や公共の交流・集客拠点施設などを備えた再開発ビルが建設される予定。辰巳屋ビルの活用は、解体が始まる直前の2022年2月までの予定だ。

 木幡市長は「古関裕而絡みでお客さんが増えており、来年は東京五輪で世界に福島が発信される。そういう時期に一番目立つ所を空きビルにしておくのは残念なこと。わずか1年3カ月という期間だが、(活用を)決断した」と語った。

 辰巳屋ビルにオープンする店舗について、いちいは「正式な契約前なので、話せる内容がない」としている。