福島市が「いじめ」調査へ 少年が自殺図る...第三者委員会設置

 

 福島市立の小学校で起こったいじめについて、福島市教委は16日、第三者委員会に当たる「市いじめ問題対策委員会専門部会」を設置して調査を行うと発表した。市教委は第三者委を設置していなかったが、少年が自殺を図った(未遂)という事実を把握し再度検討、「(少年の)立場を考慮し、問題解決のための解明を行うことが重要」と判断したという。

 市教委が3月末にまとめた報告では、陰口などのいじめがあったと認めて「学校の対応が不十分だった」としたが、「重大事態には当たらない」として第三者委設置の必要性を認めていなかった。一方、いじめを受けた少年の家族側は8月、少年が自殺を図ったことから、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に当たるとし第三者委の設置を求め、今月も再度要請していた。

 市教委は、家族側から連絡を受けた8月以降、家族側への詳細な情報を求めながら、専門部会で調査を行うか検討してきた。木幡浩市長は9月の記者会見で、少年が自殺を図るなど「状況の変化があった」とし、第三者委設置の検討が必要との見解を示していた。

 少年の保護者は「今も不登校で、学校に通いたくても通えない傷ついた心を理解してもらい、生きる権利などが守られるようになってもらいたい」と話した。