南会津に燃料チップ新工場完成 資源の有効活用、需要増

 
完成した燃料チップの新工場

 南会津町の南会津森林資源が、同町の木材チップ製造・販売などを手掛けるアラカイの敷地内に整備していた木質バイオマス発電専用の燃料チップ製造工場が完成した。現地で8日、オープニングセレモニーが行われ、関係者が新施設の完成を祝った。

 南会津森林資源は、木材加工などのウエステックと会津管材、アラカイの共同出資により2019年12月に設立された。森林資源の有効活用や、温泉施設などで燃料チップの需要が増えていることから新工場を建造した。

 南会津森林資源によると、燃料チップの生産量は、従来の約10倍となる年間2万5千~3万トンを見込んでおり、会津地方をはじめ、栃木県や山形県など近県への出荷も視野に入れている。新工場は鉄骨平屋で、延べ床面積500平方メートル。最新の木材切削機が導入された。

 オープニングセレモニーには約50人が出席。南会津森林資源の金子勝宏社長は「全ての木材の窓口として、地域と共存しながら林業と木材産業の活性化に挑戦していく」とあいさつ。大宅宗吉町長が祝辞を述べた。同工場は今月中に本格稼働する予定。