「毒キノコ」食べて男女3人が食中毒 山林で採取のカキシメジ

 
毒キノコの「カキシメジ」

 県は16日、相双地方の10代男性、40代女性、70代女性の3人が毒キノコを食べて食中毒になったと発表した。毒キノコの「カキシメジ」を食べたとみられる。毒キノコによる食中毒は今年初めてで、本格化するキノコの採取シーズンを控え、県が注意を呼び掛けている。

 県によると、同居する別の家族が山形県の山林でキノコを採取し、3人が夕食で食べた。14日午後7~10時ごろに嘔吐(おうと)などの症状があったため医療機関を受診し、調査の結果、毒キノコによる食中毒と断定された。2人が入院したが、現在は退院している。

 カキシメジはかさが3~8センチの大きさで赤褐色、くり褐色または薄い黄褐色。柄は上部が白く、下部は薄いまだらな赤褐色で根もとがやや膨らんでいる。1989(平成元)年以降の毒キノコによる食中毒のうち、カキシメジによる食中毒は18.4%に当たる21件あるという。

 本県では原発事故の影響で、会津若松市、西会津町、会津美里町、只見町、柳津町、三島町、昭和村で採取される一部の品目と檜枝岐村、南会津町、湯川村、金山町の品目を除き、県内で採取される野生キノコは出荷制限となっている