「菊手水」カラフル 二本松の菊発信、地域おこし協力隊員企画

 
菊のまちを発信する「菊手水」をPRする小野寺さん(右から2人目)ら隊員と近美さん(右)

 二本松市観光連盟は17日、市内の神社の手水(ちょうず)などに菊の花を浮かべる「菊手水」を始めた。市地域おこし協力隊の8人が「菊のまち」をPRする新たな取り組みとして企画。隊員は「二本松の菊人形に加え、新しい菊の魅力になれば」と話す。

 同連盟の小野寺智行さんら観光部門の隊員は定期的に情報交換する。その中で、コロナ禍で来年に延期された菊人形に代わり、二本松の菊を発信できるPR策を検討。会員制交流サイト(SNS)で話題を集める「花手水」を二本松版として取り組もうと考えた。全隊員に協力を呼び掛け、それぞれが活動する市内5地域ごとに場所や展示テーマを決めた。

 16、17の両日、市内の寺社仏閣や道の駅など10カ所で二本松産の洋菊(マム)15種類を浮かべ「菊手水」を完成させた。

 このうち市中心街の二本松神社では16日、「提灯(ちょうちん)祭り」をテーマに赤や黄色など色とりどりの花で手水を飾った。花のチカミ代表の近美豪人さんがアドバイスした。

 拠点の異なる隊員が協力して一つの事業に取り組むのは初めて。岳温泉観光協会の丸田陽加里(ひかり)さんは「個人の限界を感じるときもある。隊員が一つになって地域のために新たなことができ、協力隊の新しい可能性を感じた」と話した。

 会期は11月15日まで。期間中に花を3回入れ替え、2千本が使われる。

 問い合わせは同連盟(電話0243・55・5122)へ。

【ほかの会場とテーマ】
▽岳温泉神社、岳温泉の旅館、商店=カラフル
▽市和紙伝承館=和紙菊
▽高林寺、隠津島神社、道の駅ふくしま東和=木幡の幡祭りなど
▽海谷清水、新殿神社=さくら