オンライン説明会拡大 産学連携で就職支援、学生と企業の橋渡しへ

 
ウェブを通じて情報を発信する企業の担当者=郡山商工会議所

 新型コロナウイルス感染症拡大で学生の就職活動の機会が減る中、県内でもオンラインの合同説明会で地元企業と学生を結び付けようという動きが広がっている。人材確保を狙う企業側もアピールの場が減っており、行政や経済団体、学校などが連携し学生や地元企業の支援に乗り出している。

 郡山市の国際ビジネス公務員大学校と郡山商工会議所が20日に開いたオンラインの合同説明会。卸売、建設、金融、製造業の4社が参加し、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて来春卒業を予定する学生ら延べ約120人に各社の情報を発信した。学生らはスマートフォンなどを通じて企業の担当者から働き方などの説明を聞き、質問を投げ掛けた。

 新型コロナの影響で県内でも有効求人倍率の低下に加え、対面での合同説明会が中止されたり、就業体験の機会がなくなったりと就職活動をする学生にとって厳しい状況が続く。一方、地元中小企業からも「学生へのアピールの場が減り、例年より志願者が少ない」などの声が聞かれる。

 合同説明会は新型コロナの影響を受ける学生、企業の双方を支援し、多くの企業が導入するウェブ面接など新たな採用方式への対応力も身に付けてもらおうと、産学連携で初めて開催。同商議所の担当者は「学生の就職活動は厳しい状況にあり、企業側も学生と接する機会が減っている。(オンライン説明会が)双方の支援になれば」と話す。

 県内ではこのほかにも市町村が主催するオンラインの合同説明会なども行われており、8月には南会津、下郷、只見の3町が地元の高校生向けのオンライン合同説明会を開いた。