「たまりせんべい」に若い力!江川米菓店 工場内直売所を刷新

 
直売所をリニューアルし、鉄の看板を作った(左から)村井さん、江畑さん、大川原さん、峯岸さん

 江川米菓店社長(喜多方市)の村井法子さん(42)は喜多方市岩月町宮津の工場内直売所を刷新した。伝統の染型紙「会津型」の絵柄を生かした、たまりせんべいの新しいパッケージや鉄製の看板などが完成。村井さんは「若い人の力が結集した空間で、たまりせんべいの魅力を伝えたい」と力を込める。

 店は新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが激減。新たな販売方法を模索する中で、たまりせんべいの魅力を直接伝えられる場所をつくろうと考えた。

 同市で地域おこし協力隊として活動したデザイナーの江畑芳(かおり)さんに依頼。たまりせんべいのパッケージは、原料となるコメを大事にしているとの思いを込めて稲穂を描くなど、素朴で温かみのある絵柄にした。店内には昭和時代に使っていたせんべい焼き用の機械を並べ、見て楽しい空間を演出した。

 力を入れた看板は入り口に掲げた。同社三代目の故江川治三郎氏が使っていたという「江」の文字に、五代目の村井さんがせんべいの形を組み合わせてデザインし、峯岸鉄工建設常務の峯岸宏和さん(36)、社員の大川原裕太さん(28)が製作。看板を掲げた店の壁にもこだわり、三浦左官工業の三浦浩人さん(35)が手掛け、稲穂が浮かび上がる絵を施した。村井さんは「多くの人との縁で実現したことがうれしい。自らが楽しみ、お客さまも楽しめる空間にしていきたい」と話した。