円谷幸吉たたえ『花火』打ち上げ!コロナ収束祈り込め夜空彩る

 
秋の夜空を彩った「円谷幸吉メモリアル花火」=21日午後7時5分ごろ、須賀川市

 1964年の東京五輪マラソンで須賀川市出身の円谷幸吉が銅メダルを獲得した日に当たる21日、同市と岩瀬郡の計5カ所で一斉に花火が上がった。ふるさとの偉人顕彰への思いと新型コロナウイルス収束への祈りを込めた大輪の花々が、夜空を彩った。

 円谷の出身校・須賀川高同窓会有志の主催。同市の花火製造業糸井火工が協力した。

 新型コロナ感染拡大の影響で2020年東京五輪・パラリンピックが延期となったことを受け、円谷の偉業を後世に伝えるとともに、来年の無事開催を願う「円谷幸吉メモリアル花火」として企画した。

 事業実施に向け9月から寄付を募った有志。賛同の輪は広がり、約1カ月間で市内外の同窓生や個人、団体などから735件の善意が寄せられ、目標金額の300万円を突破したという。

 花火は5カ所で約5分間にわたり、計約380発打ち上げられた。このうち同市の浜尾遊水地上空では、天国の円谷にささげた尺玉も開花。地元の英雄をたたえるとともに、コロナ禍を乗り越えようとの思いを乗せた花火が、市街地の夜を明るく照らした。