「研修医」福島県101人内定 マッチング結果、定員到達8病院

 

 厚生労働省は22日、来年度の卒後臨床研修を希望する医学部生らと、研修医を受け入れる大学病院、臨床研修病院とをつなぐマッチング(組み合わせ決定)の結果を発表した。県内18病院に101人(前年同期比5人増)が内定した。定員を満たした病院は8病院(同1病院増)。県内病院の定員の合計に占める充足率は61.6%(同2.4ポイント増)にとどまった。

 定員を満たしたのは大原綜合病院(福島市、8人)福島赤十字病院(福島市、8人)公立藤田総合病院(国見町、6人)星総合病院(郡山市、8人)寿泉堂綜合病院(郡山市、6人)白河厚生総合病院(白河市、6人)いわき市医療センター(いわき市、12人)公立相馬総合病院(相馬市、3人)。一方、福島労災病院(いわき市)は内定者がいなかった。

 新型コロナウイルスの感染者に対応している福島赤十字病院の担当者は、マッチングで定員を満たしたことについて「コロナの影響でオンライン上の説明会になり、なかなか手応えを感じることができなかったが、多くの学生に選んでもらったことに喜びをかみしめている」とした。

 県医療人材対策室は「前年度に比べ増加したことを前向きに見ている。コロナ禍の中で減少傾向になることを予想していたが、関係者らが協力して対応した成果が出た。引き続き各病院の状況の分析を進めたい」と話した。

 卒後臨床研修は、医学部生らに卒業後2年間、各診療科での研修を義務付ける制度。研修医の3分の2が研修後も県内にとどまるとされ、医師不足解消を目指し、県や各病院が確保に努めている。